TailMux — macOSとLinuxで複数のTailscale tailnetを同時に接続
TailMuxは、1台のMacまたはLinuxマシンから、複数の独立したTailscale tailnet内のリソースに同時にアクセスできるソリューションです。アカウント切り替えの煩わしさを排除し、ホスト名ベースのルーティングでセキュアな分離を実現します。システム全体のVPNインターフェースを追加せず、公式Tailscaleクライアントのセッションも変更しません。
製品の主な特長
- サフィックスルーティング: ホスト名のサフィックスに基づいてリクエストを自動判定し、該当するプロファイルに正確に振り分けます。IPアドレスに解決される前に名前でルーティングを決定します。
- 完全な分離: 各プロファイルは独立した識別情報、ステートディレクトリ、ソケット、ノードキーを保持します。プロファイル間のフォールバックやブリッジングは一切発生しません。
- 組み込みtsnet: 各プロファイルがTailMux内で独自のTailscaleノードとして動作します。システムVPNルートやカーネルルートの競合がなく、安定した接続を提供します。
- ブラウザPAC自動設定: 生成されたPACファイルが対象サフィックスのみをTailMux経由でルーティングし、それ以外は直接接続します。起動時にシステムプロキシとして自動設定され、Safariなどで即座に利用可能です。
- サービストンネルとSSH: データベース、RDP、SMBなどを固定ローカルポートにピン留めし、常時接続を維持します。
tailmux sshで任意のホストにシェルアクセスし、tailmux runやtailmux envでcurl、git、npmなどのコマンドを適切なプロファイル経由で実行できます。
- 透明性のある診断:
tailmux diag pathでホストの所有者、ピアの可視性、直接接続またはDERP経由、レイテンシの詳細を確認できます。diag fetchで複数のパスを比較分析できます。
活用シーン
- 複数組織のIT管理: 複数のクライアント企業や部署のtailnetに同時にアクセスし、セキュリティポリシーを維持しながら効率的にインフラを管理できます。
- 開発・検証環境の分離: 本番tailnetとステージングtailnet、個人用tailnetを同時に利用し、環境間の意図しない接続を完全に防止できます。
- ハイブリッドワーク対応: 会社のtailnetと個人のtailnetを同時に使用し、業務ツールとプライベートリソースへのシームレスなアクセスを実現できます。
- CI/CDパイプライン統合: Linuxサーバー上で複数のtailnetリソースに並列アクセスし、自動化されたデプロイメントワークフローを構築できます。
対象ユーザー
複数のTailscale tailnetを管理する開発者、DevOpsエンジニア、IT管理者、およびセキュリティ要件の厳しい組織で働く技術者向けです。アカウント切り替えのオーバーヘッドを排除し、ホスト名ベースの明確なルーティングで生産性を向上させたい方に最適です。